プラスチック問題解決の鍵!? コンポスタブルなパッケージソリューション「The Better Packaging」

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The Better Packaging とは?

The Better Packagingとは、ニュージーランドのスタートアップThe Better Packaging Coが提供するコンポスタブルパッケージサービスです。バイオベースで一部は植物から作られるパッケージは、プラスチックと同様の機能性を有していますが、有害物質を出さない生分解性の理想的なパッケージです。自宅でもコンポスト可能なため、消費ではなく原料として生まれ変わるプロセスまで楽しむことができます。

 

The Better Packaging とは?
レベッカとケイト

The Better Packagingのファウンダー

創業者のレベッカとケイトは、EC業界で排出される大量のプラスティックゴミによる環境負荷に目を向け、革新的な宅配パッケージの開発に取り組むことで、その問題解決と新しいエコシステムの創造に励んでいます。また、彼女たちは、製造、使用、廃棄の直線的なリニアエコノミーではなく循環型経済(サーキュラーエコノミー)を創造していく上で、廃棄物を生成することは選択肢ではなく、地球の資源は無限のものとして扱うべきものではないと考えています。

従来のプラスティックに変わる持続可能なソリューションをeコマースと小売業を中心に提供する彼女たちの会社は、ニュージーランドに本社を置き、イギリス、アメリカ、中国に出荷の拠点があります。

 

コンポスタブルパッケージの特徴

ここでは、The Better Packaging Coが提供する2つのパッケージについてご紹介したいと思います。

コンポスタブルパッケージの特徴
コンポストパッケージ

comPOSTパッケージ

まずcomPOSTパッケージは、100%生分解性でトウモロコシデンプン、PLA(トウモロコシから合成)およびPBAT(ポリ酪酸アジピン酸テレフタレート)の堆肥化可能な材料から作られています。

PLA(ポリラクチド)は、再生可能な植物材料(トウモロコシの殻、稲わら、小麦わらなどの澱粉)から作られたバイオベースの生分解性材料ですが、PBATは石油ベースの材料から作られているため、100%再生可能ではありません。

この材料の組み合わせは、従来のプラスチックと比較してCO2排出量を60%削減し、毒性がなく、フタル酸エステルまたはビスフェノールA(BPA)を含みません。

現状、パッケージに十分な耐久性と機能を有する持続可能な原材料の入手には限界がありますが、常に植物ベースの材料から作られた樹脂をテストしパッケージの改良に努めています。

 

comPOSTパッケージ
石灰石パック

ØPACKS

次にØPACKSですが、こちらは廃棄物から得られる炭酸カルシウム(約80%)と少量(約20%)の非毒性リサイクル樹脂(HDPE)から作られています。

石灰岩を採石すると、かなりの量の廃棄物が発生しており、ØPACKSの炭酸カルシウム成分には、人の髪の10倍よりも細かい粉末に粉砕されたこの廃棄物が原料となっています。

このように以前は破棄され利用価値のなかったものが、新しく革新的な製品に生まれ変わる(アップサイクリング)は、まさに持続可能な社会を実現するための一つの手段として注目されています。また、森林破壊、食物資源(または食物を育てるのに必要な土地)の使用、化石燃料の燃焼または石油埋蔵量の枯渇を引き起こしません。

また、日本でも、LIMEX(ライメックス)新素材を開発・製造・販売するベンチャーがあり、2019年 NEXTユニコーン調査企業価値ランキング2位 になるなど、紙やプラスチックの代替製品として、注目を集めています。

まとめ

過剰梱包における顧客の悩みを解決し、更なる付加価値を創造するためパッケージサービスの開発に取り組んでいた私たちは、The Better Packaging Coのコンポスタブル(堆肥可能な)パッケージソリューションに出会いました。

このイノベーティブかつ創造的なECパッケージは、ゼロ・ウェイストを推進し、持続可能な社会に導くまさに私たちが探し求めていた理想のソリューションです。また、私たちは、The Better Packaging Coのミッションに強く共感し、まずはこのパッケージを弊社オンラインストア(LOVST-TOKYO)でいち早く導入する事で、他社の模範となる取り組みを推進していきたいと思います。

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